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![]() 農園の隅っこに咲いていた人参の花が種になり、その種を焚き火小屋の畑に蒔いてから、長いことかけて育ってくれた人参。 肥やしは、種植えのときに堆肥を入れただけで、あとは農薬も肥やしもしていません。 それでも、草に負けじとスクスクと育ってくれた人参。 先ほど、大きいサイズは保存を良くするために葉を落として、間引き人参は葉をつけて、くるみ市さんに出荷しました。 そして、くるみ市さんの店内に、本業の訪問美容師のチラシを置かせていただきました。 おかげさまで、昨年の暮れに、訪問美容師を始めてから10年目を迎えました。 これからも、本業の訪問美容師と畑&野菜作り、そしてベロニカの会と、皆さまと一緒に楽しみながら頑張っていきたいと思います。 どうぞ、よろしくお願いします!! では、本業に行ってきます(`_´)ゞ ![]() 訪問美容師になって9年目、お馴染みのケアマネさんや 施設、訪問先も増えてきました。 そして、当初からお世話になっている施設の職員さんも、チーフや苑長さんになられ 新しい訪問先を紹介してくださるようになりました。 とはいえ、訪問美容師は、いざという時の頼みの綱的存在。 今回訪問しても、必ず次回もなんてありません。 だから、毎回、今日のこの出会いに感謝して、その方の素敵を 敏速に最大限に見つけて形にしてあげるのが、訪問美容師の 役割りだと考えています。 今日の訪問先は、新規の個人宅です。 紹介してくださった施設もケアマネさんも、今回初めてのご縁です。 体調からご家庭での入浴サービスも受けれず、ヘルパーさんによる 身体拭きと、ベット上でのスポイドを使ったシャンプーをされているとのこと。 ケアマネさんからは、気持ちの良いシャンプーをしてもらいたいからと、 今日は、たかっちセットでのシャンプーとカットのご予約です。 訪問美容師を始める頃から、私のする仕事と思いは変わりません。 サポートをしてくださる方のこうした気持ちの配慮の変化に 正直、嬉しい驚きを感じています。 HPも持たず、手作りのチラシだけの広告。 地道に口コミで広がっていくご縁です。 持っていく道具を確認しながら、その方に合わせて準備します。 今日お伺いする先は、お湯が準備出来ないとのこと。 久しぶりに、写真の道具の出番です。 寒い冬のある日、焚き火小屋の横に小さなスペースの部屋を作るとき、 壁に漆喰を塗る際に使われていて教えてもらったものです。 これを使うために、シャンプーのバケツをステンレス製にもしました。 カットをさせていただいている間に、水を入れたバケツに入れて電源を入れれば シャンプーをする頃には、人肌のお湯になっています。 新しい出会いに感謝して、その気持ちにお応えできるように 今出来ることを最大限に。。
訪問先の駐車場に車を停めて、玄関までの階段を上ると、
おばあちゃんは、いつものように縁側に座って 待っていてくださる。 足がご不自由で、カットにお伺いするときも、 カットをさせていただく間も そして、カットを終えて見送ってくださるときも いつも、おばあちゃんは、この縁側に。。 「わざわざ来てもらって、ありがとうね。」 「また、髪が伸びたらお願いすうけんね。」 「今日も楽させてもらったわぁ。」 そう言いながら、階段を降りるまで 縁側で見送ってくださる。 いつものように、この縁側にて。。
先日の敬老の日のこと、
いつも呼んでくださる おばあさんのお宅に伺い、パーマをかけていると、 「今度は、どのセットですかぁ?」と、可愛らしい声が。。 可愛い声は ひ孫さんで、小学1年生になられる女の子。 パーマをかける様子が面白いらしく、3歳頃から、こうして助手をしてくれる。 「次は大きい紫で、ゴムは緑でお願いします!」というと ちゃんと大きなペーパーに紫のロッド、緑色のゴムを渡してくれる。 ![]() そんな可愛い助手さんに、今ではもっと小さな助手の妹さんも加わって、 パーマをかけている間、 おばあさんのまわりは とても賑やか。。 おばあさんは、「邪魔したらいけんよ。」と、諭しながら、この時間がとても嬉しそう。 訪問美容の良さは、ただ、すみ慣れた環境でするから安心していただけるだけでなく、 家族さんとの和やかな時間を過ごしていただけることだと思う。 ひ孫さんたちが大きくなって、小さなころの おばあさんとの記憶に このときのことのことがあったら、それはとても嬉しいな。。
「今日で、こちらのご利用は最後になられるんですよ。
それで髪を綺麗にと家族さんと相談して、急遽予約したんです。」 目が見えなくなられてから、一日中静かに椅子に腰掛けて 施設での時間を過ごされているけれど、 そこに居るだけで まわりの人の心を和まし笑顔にしてくれる、 そんな雰囲気を持っていらっしゃる音楽好きの おばあちゃん。 突然、予約をされていた他の施設への入居が決まったそうで、 そこに入られる前に綺麗にしてあげたいという 家族さんと職員さんの気持ちを大切にカットさせていただく。 カットをさせていただく間、いつもここの施設では音楽が流れている。 この日 流れていたのは「いちご白書をもう一度」。。 その時、懐かしい曲にあわせて、ここしばらくなかった おばあちゃんの鼻歌が聞こえてきた。 「今日は とても気分が良いみたいです。」と、職員さん。 懐かしい曲とともに、温かで穏やかな時間が流れていった。
おばあちゃんたちの「ベリーショート」で、心がけているのは
丸みのある優しいフォルムに仕上げること。 まだ美容室で働いてたころ、近くに住む おばあちゃんが 床屋で切ってもらってからというもの、じぃちゃんと間違われるようになったという。 床屋さんが悪いわけじゃないけれど、角刈りに近い おばあちゃんは どこから見ても威勢の良いおじいちゃんに見える。 「私はね、女なんだよ。じぃちゃんじゃないんだよ。」 そう言いながら、今度切るときはここに来るから、 おばあちゃんに見えるようにして欲しいという。 おばあちゃんのベリーショートに、自分なりの拘りが出来たのは このときからだった。 訪問美容師になり、あのときのあのおばあちゃんの言葉をよく思い出す。 いつだったか、いつも呼んでくださる おばあちゃんの表情から笑顔が消えていた。 認知が進み、言葉も表情も極端に減っていた。 そんなときは黙っていても 誰がみても おばあちゃんに見えるように あの顔をクシャクシャにして笑っていた笑顔を思い出しながら、 よりいっそうチャーミングに仕上げていく。 カットが終わり、迎えに来てくれた職員さんが 「あら、なんだか可愛い!」と、言っていた。 この何だか分からないけれど、可愛いと感じてもらえる こんなフォルムを大切にしたいと思う。
施設での仕事が終わり片付けをしていると、
「急なんですけど・・もうひとり良いですか〜?」と、 もう何年も髪を切ったことのないという おばあちゃんのカットを頼まれた。 長くなった髪の毛は、丸くなった背中の中程まで伸び、細くてコシもない。 でも、ところどころが「すき毛」のようにクシャクシャッと縮れてボリュームがすごい。 数年前にカットをされたそうだけど、収拾がつかないほど大爆発したそうで、 それからというもの、髪を切るのを諦め伸ばしたままにされていた。 そんな おばあちゃんのカットは、不安に思われないように、 クセの出具合や、似合う長さを見つけながら、 手際良く、思い切ってバッサバサッと切っていく。 そして、カットしたときのクセの出具合と、全体のバランスを見ながら、 縮れたクセを生かすスタイルに、パッパッと仕上げていく。 しばらくして、バランスを見ようと顔を覗き込むと、 少し恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうに、こうおっしゃった。 「本当は、髪を切ってもらうのが好きだったんだよ」と。。 良かった。。 また好きになってもらえて。。
何だかね・・
新しい施設に移ってね そこに来られる業者さんに散髪してもらうのを、 凄い勢いで拒否したみたい・・ 私には、家に来てカットしてくれる人がいるから・・ってね・・ 認知ね・・ますます ひどくなったんだけど、 髪切ってもらうのだけは覚えているみたい・・ ごめんけど、また、家に来てもらえる? 私が最初に髪の手入れにお伺いのは、認知が出始めたころでした。 それまで、まったくお会いしたこともないのに、 それなのに、認知が進むなかでも、 髪の手入れの時間だけは、今も覚えてくださっている。 「ありがとう。」 お礼をいうのは、私のほうです。 ありがとうございます。
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