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冬の季節になると思い出す、懐かしい光景は
一段落した野良仕事の合間の手仕事をする姿です。 野良仕事で使った道具を手入れしたり・・ 山に入って、薪にする木々や小枝を集めたり・・ 家族の服のほころびを直したり・・ 稲藁で、縄を編んだり・・ 掘り炬燵座って編み物をしたり・・ 今では、その姿も見かけなくなりました。 あのゆったりと時が流れる心地良さを感じていただきたくて この日のワークショップは「冬の焚き火小屋での、もの作り」をしていただきました。 - 木の実のリース作り - この日のお客様は、可愛らしいちびっことお母さん。 山の木の実を使って、クリスマスに飾るリース作りです。 ここ! とても楽しそうです。 とても素敵なリースが出来上がりました! - 竹の箸作り - 竹は、稲を干す「はで」に使われたり、 洗濯物を干す竿や、畑の作物を植えた目印や杭、竹細工など 私たちの身近な暮らしに役立つ貴重なものでした。 それが今では竹に代わるものが出始めて、 竹細工も輸入物が安く手に入るようになり、 手入れをしない山では、竹は邪魔なものでしかありません。 その竹に着目されて、今の暮らしにあったデザインの竹細工や 燃料への使い道を考えていらっしゃる、しまね自然の学校の代表に 子どもにもできる箸作りを教えていただきました。 ナイフを巧みに使って竹を削られる代表の手に、みんな釘付けです。 ある程度まで作ったものを用意してくださいました。 その箸を、荒いサンドペーパーで仕上げていきます。 削り終わったところで、ホッ。 細く削れた竹を見て、とても嬉しそうでした。 この日は、竹の箸もリースも、あと少しで完成というところまで準備してくださいました。 それは、この日が午後からだったことと、 また、こうした手仕事を、今では大人もしません。 それを小さな子どもに、最初からというのは難しいものです。 この日は「出来た!」という、その気持ちを大切にしていただきました。 そして、もの作りの素材が、身近にたくさんあるということを 子どもたち、そして大人も気付いてほしいなと思います。 ・・追記・・ 先日、竹の箸作りをして、「僕の箸」と喜んで持ち帰った子どもさんが、 次の日からずっと、その箸で給食を食べているそうです。 「僕の箸」・・この輪が少しでも広がってくれればと思います。 なお、ベロニカの会のワークショップで、代表に教えていただく「竹の箸つくり」は、今回のみです。 竹の箸・スプーン・フォーク作りを希望される方は、しまね自然の学校へお問い合わせください。 ・・・・・・・・ しまね自然の学校の代表さま、 子どもらの気持ちを大切に思って、今回引き受けてくださってありがとうございました。 Top▲
by veronica-t
| 2010-12-13 23:54
| workshop
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Comments(2)
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by
t-haruno at 2010-12-15 19:29
僕の箸。
そう、箸を持ち歩いて、使って使って折れたら、、また作る そういう発想の出来る子が、ここから増えてくれるかも。 毎年ひどくなる一方の黄砂を見ていると 砂漠化が進む中国で作られた割り箸を、バンバン使い捨ててる場合じゃないでしょーーー と髪の毛が逆立ちそうになります。 一方で、日本は砂漠化どころか、竹や樹に集落が飲み込まれそう・・・。 これを救うのは、国産割り箸か国産マイ箸しかないのでは と思います。 僕の箸の男の子、生活用品を自分で作ったというのが ものすっごくものすっごく誇らしかったのでしょうね。 ものづくり、手作りが好きになってくれたかな。
Commented
by
veronica-t at 2010-12-17 09:20
*はるのさん
「僕の箸」と給食に使ってくれたのは、前回参加してくれた男の子なんですが、 目の前で、竹から爪楊枝や竹串が出来て、そして箸が出来て、とても驚いたそうです。 本当なら、自分で作ることが大切なんでしょうけど・・ でも、今の子どもたちには、身近な素材から何かできることや、手仕事そのものが理解できないと思う・・。 「つくる」というもですけど、こうした驚きや喜び、子どもたちの秘めたワクワクを引き出せたらと思いました。 ただ・・この企画もここまで・・、この日、私たちのワークショップでは、野菜を収穫して調理することだけを大切にされたら・・と、アドバイスをいただいたんですよ・・。 そしてベロニカの活動も、しばらくお休みです。 春になりイヌフグリが咲くころ、ゆっくりと自分たちらしく始められたらと考えています。
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