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昨日のワークショップで、シシカバブーを熾火で焼いていると・・
棒に先に巻いたお肉が、ポトンと燠の中に落っこちた。 「美味しくな〜れ!」って、ジッと熾火で焼いていたのですから・・ その子は、とても悔しがりました。 なぜ落ちたかというと、お肉が、ちゃんと巻きついていなかったから、 棒を回していると、お肉が、ほどけだして落ちたのでした。 竹串や爪楊枝で、お肉の巻き終わりをとめるといいのですが どちらも準備していません・・ 急遽、肉をとめる小さな竹串作りを始めました。 竹を竹ノコで適当な長さに切り、ナタで割って、ナイフで削って・・ しばらくすると、まわりは子どもたちでいっぱいです。 「これで、何をするの?」 子どもたちは、一枚の葉を見つめながら問いかけてきました。 「それで、この串を磨いてごらん」 「そうすると、どうなるの?」 「まあ、やってみぃだわね」 次から次へと外に飛び出して、むくの葉っぱで磨き始めました。 「なんか、つるつるになってくる」 「気持ちいい!」 即席の小さな串なのに、みんなとっても丁寧に磨き始めました。 そう教えると、みんな棒の先にお肉を巻いて、出来たばかりの串をさしてみました。 「あ、ちゃんと刺さった」 「すごい!」 「これで、お肉落ちないね。やった!」 よほど感動したのか、使った串を持って帰るという子どもも・・。 それならと、少し長い竹串を作ってあげたら・・ ある男の子は、他のものには目もくれず、 熾火をおとした炉のまわりで、ずっと竹串を磨き始めました。 「それなら、給食のとき用にお箸にしたら・・?」 「えっ、お箸もできちゃうの?これで?」 以前、スプーンは作ったことはあるんだけど・・ お箸は作ったことないなぁ。 それも、短時間でのお箸作り・・。 でも、子どもたちの真剣な眼差しに、またね・・なんていえませんよね。 お箸を削り出し始めたら、こどもたちに変化があらわれてきました。 串を持つ子は、落ちたむくの葉を集めて磨き 小さなこどもたちは、「この木屑、とっても燃えやすいんだよ。燃やしてごらん」というと 「これ、よく燃えるね」って、木屑を炉の熾火に入れ始めました。 そんな子どもの様子を見ておられた、お母さんがこうおっしゃいました。 「竹って、よく燃えるんですね」 「それって、竹ですよね。普通に生えてる?」 「竹から、お箸ができちゃうんですか〜?凄い!」 そして、山のこと、燃料のこと、竹のこと、ものつくりのこと、 なかなか話すきっかけがつかめなないような、お話もすることができました。 「僕の箸だもん、これ大切にする!」 「いつもこれでご飯食べるんだ。学校にも持っていくんだ」 そう言って、まずはサンドペーパーで箸を磨き、むくの葉で仕上げ磨きをしていました。 これも、あの子がお肉を燠の中に落としたから・・ こんな素敵な時間が持てました。 ありがとう。 Top▲
by veronica-t
| 2010-11-29 11:55
| workshop
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Comments(2)
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by
duchessesmam
at 2010-11-29 19:25
x
ドラマを観ているかのような、素敵な光景が目に浮かんできました。
ほのぼのとあたたかくて、胸がじ~んとしました。
Commented
by
veronica-t at 2010-11-30 08:23
duchessesmamさま
コメント、ありがとうございます。 焚き火小屋で子どもたちと過ごす時間は、心地良く楽しく、そしていつも予想外のことが起きるんですよ。(笑) でも、予想外って思うのは、企画進行していく私たち大人の側の言い訳かなって、あるときから思うようになりました。 何があるかわからない、だから子どもたちとの時間は、ほんと楽しいです。 自分の子育ての反省も含めて、そして、同じ立場のお母さんの、そのときの気持ちも痛いほど伝わってきます。 >ほのぼのとあたたかくて、胸がじ~んとしました。 そう感じていただけて、とても嬉しいです。 ありがとうございます。
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