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我が家の庭先で採れたキウイ。
肥やしを、ほとんどやったことがないからか、 売れているキウイの半分の大きさ。 ちっとも甘くないから、 食べるとき、バサッと砂糖をまぶして食べる。 このキウイの世話を、私はしたことがない。 せいぜい、邪魔なツルの先を切るくらい。 別にキウイが嫌いなわけじゃない・・。 ただ・・この木は、もともと都会に出た兄が学生だったころ庭先に植えたもの。 それを、両親が代わりに大切に育てている。 年々歳をとる両親が、高いところで作業をしていても、見てみぬふりをしてた。 なんでか解らないけれど、どうも触る気がしない。 田舎に帰ってきた兄がすればいいじゃないか・・そう思っていた。 去年の収穫の日、出かけるつもりで、脚立に立つ母の横を通り過ぎろうと、なにげに母の足元を見た。 その足は、脚立の上で背伸びをしていた。 キウイは、その実を新しい枝のところに実らせる。 伸びて枯れたツルを、どかすことをしていないから、収穫の作業は危険だし、大変。 収穫の数日前に、子どもが言った。 「うちのキウイ」 毎年、砂糖どっさりのキウイをいただく。 子どもにとっては、このキウイは我が家のキウイ。 いつ誰が植えたか解らない、庭の柿と同じもの。 何を意地を張っているんだろう・・ 高い脚立と剪定鋏と袋を持ち、母の横に並ぶ。 「あんた、手伝ってごすかね・・ 高いところが採れんでね。諦めようかと思っちょった・・ ありがとう・・・」 ほったらかしのツルや枝を落とし、ひっかかった葉を落とし、長年の木への負担を取り除く。 ちっちゃな実を袋に入れて、長年の母の負担を取り除く。 我が家のキウイは酸っぱいが、砂糖どっさりで美味しい。 Top▲
by veronica-t
| 2010-02-13 01:32
| 風の谷から
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Comments(14)
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ゆいまま
at 2010-02-13 14:51
x
気持ち分かりますよ…
我が家(実家)の兄も二人とも田舎を出ていきました 帰って来てもお客様… でもそこは近くにいる私が親を気にかけてあげないとね (*^_^*) うちのキウイもすっぱいけど、リンゴと一緒にして柔らかくなったのを食べてます
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nature21-plus at 2010-02-13 18:38
同じだな…!。
「詩人の魂」というシャンソン… いつ誰が、など、どうでも良いことで、いま確かに関わる人々を幸せにしてくれる些細なこと…誰もが大切に出来る小さなこと… とても心地よい物語だよ。これ…!。
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さな
at 2010-02-13 22:44
x
突然おじゃまします(^^ゞ
うちも弟が出て行ったため、たまに帰ってくるとお客様・・・。 あいつは自由、でも私は縛られていて不自由、 というのをいつもどこか感じていました。 全部自分で選んだことなのに・・・。 出て行こうと思えばできたはずなのに、 こうしてこの土地にとどまっているのは、 意味があったんだと、数年前からやっと認めることが出来ました。 そしてこの町をホントの意味でじっくり見つめたときに ベロニカさんに出逢えた! 感謝です(/_;) 人との関わりを大切に、使命感にも似た私の夢に向かって 今出来ることをひとつずつがんばってみます。
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veronica-t at 2010-02-13 22:50
ゆいままさん
そちらにもキウイはあるんですか〜? それに、やはりすっぱいんですね。 うちだけじゃなかったんだ〜。(笑) ゆいままさんにもお兄さんがいらっしゃったんですね。 >でもそこは近くにいる私が親を気にかけてあげないとね うう〜、ゆいままさんって優しい。 私はいつも親にしてもらっているので、そうですね気にかけてあげないとね。ありがと。
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veronica-t at 2010-02-13 22:52
管理人さま
キウイの木の手入れをしていたら、なんだか穏やかな気持ちになれました。 田舎に残る=損、都会に出る=得 こんな気持ちがおかしくさせていたのでしょうか・・。 田舎の暮らしは、家族や仲間や近隣の人との関わりを大切に、いろいろなことを受け継ぎ体験し知ることができる・・これに気づけただけでも良かったです。(笑) 今想えば、この環境に暮らしていることに感謝です。 >とても心地よい物語だよ。これ…!。 実は、キウイを収穫した秋に感じたことを、食べ頃になった今、やっと書く気になりました。(笑) ありがとうございます。
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veronica-t at 2010-02-13 23:11
さなさん
同じ・・。さなさん同じだよ。(笑) そうなんだよね〜、自分で選んだことなのに・・ どこかで兄を羨む気持ちがあって・・ すべて、自分次第なんだけどね。 本当は、今の暮らしを始めてからも、なんだか悶々とした日々を過ごしていました。 でも、さなさんをはじめ、訪れてくださる皆さんに出逢えたことで、自分自身の気持ちが変わってきました。 ありがとう・・みなさんに感謝です。 さなさん、ゴスペルの日の感激をありがとう。 さなさん、夢を見つけたの? 良かった! そうだね、お互い今を大切に、できることを積み重ねていきましょう。 なんだか、嬉しいな。 最近、涙もろいから嬉しくて泣けちゃうなあ〜(笑)
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kaeruskiy at 2010-02-14 07:56
私は親と離れておりますので「ごめんなさい!」と言う気持ちです。
「うちのキウイ」子どもの何気ない言葉、ありがたいです。 私は、ここは借りものだし、私のじゃないし、という良くない思いがある時があります。だけど「ぼくの川」「ぼくの山」「ぼくの木」と子ども達に言われると、そうだ、私たちが大切にしてあげなきゃと思い改めます。 筍をとるとめに竹林をきれいにしたり、あまちゃづるをとるために川をきれいにしたり・・・(って食べ物ばっかりだよ)。やることが色々あるぞ!わくわくしてきました。ありがとうございました。
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veronica-t at 2010-02-14 14:38
kaeruskiyさん
子どもの、見たもの感じたままを、ただありのまま純粋な気持ちを伝えてくれる言葉に、私もいろいろなことに気づかせてもらってます。 大人になると、そのありのままをどうも素直に受け入れられないときがあります。 ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、聞いてもらえますか・・? 焚き火小屋で、いろいろなことに気づき、いろいろな暮らしを知り、自分のことを振り返ることも多くなりました。 与える影響・・与えていただいたこと・・、その大きさにも驚いています。 そのなかで、向こうの谷の暮らしから、いろいろなことに気づき教えていただいてます。 素直な気持ちで、物事を見つめなおすことができました。 本当にありがとうございます。 こうしてキウイを「兄のキウイ」から「我が家のキウイ」に思えたこと これは素直に、ここで暮らしていく気持ちになれたと気づいた瞬間です。 やはり食べ物ですよ。(笑) ほんと、やることが色々!わくわくしてきます。こちらこそありがとうございます。
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t-haruno at 2010-02-14 17:45
私のところも、兄一家は大阪におり、
同じ香川県内にいる私の両親のことや実家のことは、私に任されているような・・・ そんな感じで「う~~~」と思う時があるのです。veronica-t さんのように、まだまだ吹っ切れていないのですが、 これは、一緒に住んでいないせいもあるのかな。 実家の金柑を、毎年、大量にもらってマーマレードにしているのですが、 これを「私の金柑」と思えるようになる日も、来るでしょうか。来るといいなぁ。 キウイは、以前おっしゃっていた、頑張って剪定したキウイですね。 確かに、これは枝がからみあって伸びてて、大変そう。 でも、しっかり剪定したから、元気が出て、今年は大きな実が実るかも? 樹に力はありますものね。 収穫したキウイ。すごい量ですもんね。
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nature21-plus at 2010-02-14 22:47
おらも、酸っぱいキウイ食べたい!。
これ、○○○○に書いていい…。
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nature21-plus at 2010-02-15 01:12
書いたし、一番上の写真のでかいのちょうだい!。
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nature21-plus at 2010-02-15 01:20
>やることが色々あるぞ!わくわくしてきました。
家族があるって、人生の最高の幸せなんだと思わせる台詞だな〜!!。(笑) しかし、この記事も、めっちゃ、良いね〜!。 たぶん、これを読んだすべての人が大切なことを考えて…。で、とても幸せな気分になれると思う。拍手!。
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veronica-t at 2010-02-15 09:12
はるのさま
そうなんですか、はるのさまも・・。 私の場合、吹っ切れたというか、はるのさまの言われるように一緒に暮らしているから、ふとしたときに親の老いを見つけてしまいます。 そうなると、やはり無視できませんね。いろいろ町内の役もまわってくるようになりましたし・・。 キウイはそうです、あのときのです。 ほんと、変な意地ですよね。(笑) 触ると簡単にポロって折れるんですよ。危ないし木の負担を考えて手入れしちぇって、そしてら単細胞の私は作業が楽しくなっちゃって・・(笑) でも、やはり「う〜〜〜」と思うことはありますよ。 キウイは、小さいのがたくさん実ります。 本当は、もっと数を減らしたり、途中で手入れをすればいいのでしょうね〜。 金柑、気持ちの切り替えは、なかなか難しいですよね。美味しくいただく人がいる・・今はそれで良いと思います。 はるのさま、ありがとうございます!
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veronica-t at 2010-02-15 09:44
管理人さま
どうぞ、お使いくださいませ。写真もこれで良かったらどうぞ〜。 ありがとうございます。 「田園に豊かに暮らす」と、焚き火小屋に訪れてくださる皆様に心地良さを伝えれたらと思ってきました。 でも、心のなかは、こうした想いもありました。 今回、これを書くかどうか、ずいぶん迷いました。 母や兄のことを考えたり、今していることを考えたり・・。 でも、こういう迷いや意地にも、これからちゃんと向き合わないといけないと思います。 ここにコメントしてくださった方の、同じ想い、反対の立場からの想い、それを伝えてくださったことで、私ひとり意地を張ってるんじゃないんだ・・と。 コメントをくださったみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。 管理人さま、やることが色々あります!よろしくお願いします! そして、ありがとうございます。
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