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ベロニカの会の『田園での昼食会』の企画進行を、ひとりひとりの発想を大切にしようと、数ヶ月前からメンバーが交代でしています。畑の野菜からレシピを考え、そこに我が家の味が加わったり、新しい発想を取り入れたり、ひとりの提案にメンバーの発想と経験を交えて、ひとつの形に作っていきます。
ここ焚き火小屋での調理には、昔はどこの家にもあった『かまど』や『炉』を使っています。しかし、今の暮らしにはなく、使ったことのない私たち世代には、かえって新鮮で今までの固定観念を覆してくれ、気づかなかった大切なことを見つけ出すことができます。また、畑にある野菜でレシピを考えるので、何が育っているか野菜に関心を持つようになり、しぜんと畑など農作業に目を向けることができています。 今月は私の番でした。今の季節の田には新米が、畑には夏野菜と秋野菜が育っています。そこで新米ができたことを感謝しながら、『かまど』でご飯を炊くことにしました。その『かまどご飯』に合う野菜料理は、野菜の美味しさと美しさを大切に、秋をイメージして作ることにしました。 かまどご飯 材 料・・・新米、水 調理道具・・・『かまど』、はがま 燃 料・・・薪2本、薪を細くわったもの数本 秋なすびと鶏肉のビール煮 材 料・・・なすび、玉葱、にんにく、鶏肉、オリーブオイル、ビール、塩、こしょう、イタリアンパセリ 調理道具・・・『かまど』、グリルパン 燃 料・・・薪2・3本、薪を細くわったもの数本 野菜のグリル 材 料・・・なすび、パプリカ、オリーブオイル、にんにく、塩、酢、オリーブオイル 調理道具・・・『かまど』、グリルパン 燃 料・・・「秋なすびと鶏肉のビール煮」と同じ メークインとベーコンの重ね焼き 材 料・・・メークイン、ベーコン、パルミジャーノ・レッジャーノ、パン粉、牛乳、塩、オリーブオイル 調理道具・・・『炉』、コンボクッカー 燃 料・・・薪1本、薪を細くわったもの数本 ・・ここで、今回の『田園での昼食会』の食材と燃料について・・ 使う野菜は、我が家の畑にあるもの(なすび、玉葱、パプリカ、にんにく、メークイン)。 ハーブ(イタリアンパセリ、ローズマリー、タイム、ミント)も畑から収穫。 調味料などは、普段から家にあるもの。 購入した食材等は、肉類(鶏肉、ベーコン)、牛乳、チーズのみ。 燃料は、薪5本、細くわったもの数本(途中で料理が出来たので火を消し、次回また使う)。 薪は、間伐材や廃材を使用している。木の運搬や、薪にする手間はかかるが、光熱費としては0円。 いつも驚くのは、火の持つ力・・。同じように家で料理しても違うのです。 私たちの料理の終盤は、火に任せています。本当に美味しくできるので驚きます。 外にでると、秋空に、焚き火小屋の煙突が輝いていました。 そういえば、今、煙突を知らない人が多いです。上津では、夕暮れどきになると、家の煙突から煙が出る光景を見かけます。でも、調理した煙はありません。 今の暮らしに、『かまど』からつながった煙突のある家は、どのくらい残っているのでしょうか・・。 Top▲
by veronica-t
| 2009-09-19 09:01
| workshop
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Comments(6)
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nature21-plus at 2009-09-20 16:20
なんというか…お野菜&煙突のお写真の発色が異常に綺麗なのは…。
おいらの、思い過ごしでしょうか!?。 いえ、あの、べつにクレームではありません!。 ちなみに、お写真をお借りしたお礼も忘れておりました。有難うございました。
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veronica-t at 2009-09-20 22:48
写真の色を目で見たものに近づけるため、煙突の方をGIMPでコントラスを3くらいあげました。野菜は、サイズを小さくしただけです。
写真は、思うように撮れてないことが多いです。何枚も撮って、その中で良いのが1枚あればいいほうです。ブログを始めてから、伝えたい写真を・・と思うと、よけいに構えてしまいます。 写真のお礼・・いえ、こちらこそブログに書いていただいて、ありがとうございます。 実は、この日の私のブログに「・・今日は、ベロニカの会で『田園での昼食会』をしました。詳しくはこちらへ・・」とだけ書いて、nature21-plus様の記事にリンクしようと思ったほどです。 言葉にすることは難しく、また文字にして伝えることはもっと難しいです。ありがとうございます。
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nonisaku-hana at 2009-09-21 09:27
最近、特に感じていたのですが・・
ベロニカさんと管理人さんのお二人の記事が、とてもいい感じでリンクしておられ、丁寧な「業」の舞台裏、深い思い等々、より楽しく、また感動をもって拝見させていただいています。 輝く煙突、素晴しいアングルにドキリ!です。藁葺き屋根はうまく煙を逃がし、かつ防虫効果があって・・という暮らしは遠くなり、母の田舎に残る黒光りする自在鍵(囲炉裏があったところに吊るされて)に、囲炉裏を囲んだ子供時代が蘇えるのですが、そんな体験をもてたことだけでも幸いです。 先日、鵜鷺で高台から瓦屋根に、煙抜きの小屋根を見て「かまど」のあった暮らしを思ったことでした。 それにしても・・煙突も、というか、煙突まで磨いておられるんですか~。
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veronica-t at 2009-09-21 23:32
そうですね、とてもありがたいです。
感じていることや、想うことが文になると、人に伝わりやすく、きちんと方向性もみえてくるものですよね。・・うっ、なんか突っ込まれそう・・自分でしろ・・と・・。 黒光り・・よく黒く柱を塗った建築の写真を見かけますが、nonisaku-hana様のように、すすで年月をかけて黒くなった本当の美しさを知っている人は、どれだけいるのでしょうか? 焚き火小屋で私が好きな箇所は、『炉』の上の天井です。ゾクッとするほど綺麗です。また今度じっくり眺めてください。 煙突の外の部分は、煙突掃除のときだけ・・あとは雨風、夜露が綺麗にしてくれているのかもしれません。
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nonisaku-hana at 2009-09-22 10:29
今度はじっくり・・天井も!
また楽しみが増えました。ありがとうございます。
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nature21-plus at 2009-09-22 14:02
>今度はじっくり・・天井も!
ちなみに「蹴る鳥」さんが徹底的にこだわった世界でもあります。(笑)
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